建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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MINIと家作りと
 MINIのことを話題にしたからというわけではありませんが、家作りにあたって思ったのはMINIのような家を作りたい、ということでした。
 
 この車は、機構的に極めてシンプルで、窓は手動、ハンドルもパワステでなく、エアコンはあるが自由が利くわけでもなく、暖房は温度の調節はできても風量の調節はできません。誕生時と比べて技術の進歩は大きなものがあり、もはや「実用車」と位置づけるには厳しいことは事実です。これをそのまま住宅に置き換えた場合、窮屈さは否めません。現実的にも、ハンディキャップをもつ者もいる故原始的な生活を望むわけでもありません。
 ここで考えたことは、文字通り小さい家、あるいは機械に極力頼らないような家、ということではなく、各種の文明の利器でも、日々の生活の省力や向上に資するものであれば、積極的に取り込むということを大前提とした上で、MINIのように長く生き続けるような家にしたい、ということでした。
MINIを長く作り続けることができたのにはそれなりの理由があったからであり、これを住宅に置き換えた時、長く住みつづけるという点において、MINIの長生きの理由を同様にあてはめることができるのではないか、と思ったからです。

 MINIは1959年の生産開始から2000年の生産終了まで、実に41年の長きにわたって作り続けられました。その間、技術の進歩を取り込み種々の改良は施されていますが、その基本的な形・構造は誕生時からほとんど変わっていないといっても良いでしょう。MINI生産第1号車の写真とうちのMINIを見比べても、そう大きく変わりはありません。
 もちろん、最終的には最新の排出ガス規制など環境負荷に関わる点や安全性能の確保といった観点では、40年たった旧型ミニではさすがに対応できなくなったことも生産中止の大きな理由であり、その面ではもはや限界だったのでした。
 それでもこれほどまで長く続いたのは、外観デザインも含めて、クルマとしての完成度が高かったからなのだと思いますし、とりもなおさず、基本設計・基本性能の高さを示すものだといえるでしょう。

 今、実際の家作りにおいて、前述のように長く快適に住まうことのできる家を建てたい、と考えています。そのためには外見の良し悪しだけではなく、先を見据えた設計と、土台・基本(目に見えないところこそ)となる部分の手を抜かずにおく、ということが大事なのだと思っています。
 MINIが曲がりなりにも進化する技術を若干でも取り込めたのは、それらを受け入れるだけの潜在能力があったからであり、小さい車とはいえ実は懐が大きかったからなのだと思います。
 長く年を経ていくうちに、自分たちの趣味趣向に変化がでてくるかもしれません。また、否が応でも年をとることになります。積極的な理由であるないに関わらず、ライフステージは変わっていき、それに伴うライフスタイルも変わるでしょう。そういった変化に対応していけるような柔軟性は長く住むには必要なことだと思います。

これら実現のために必要なもの、それは、設計図面そのものであり、基礎工事の良し悪しであり、建て方の良し悪しであり、設備・機器とその施工の良し悪しであり、そして住まうものの保ちつづける努力の有無であると思います。そしてそのすべての源は、良いものを”作り””愛し””保つ”という関わる人すべての思想と意思と実行であると思っています。

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 一連の自分の家づくりの話は、結構観念的なことが多いな、と思います。でも、実際的な家作り現場レポート的なものは世の中たくさんあるようなので、まあこういうのもあってよいかなー、、、、となんとなく独り言。
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by finzi | 2004-09-17 08:47 | 家作り
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