建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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芸術の秋/美術館巡り(プーシキン美術館展・吉村順三建築展・中島宏展)
土曜日、美術館巡りでクタクタになりました。

深夜から降り出した雨も早朝は引き続き強く降り続けていました。そんな中外に出るのも億劫だなあと思いつつ、今日行かなければ次に行く時間がなかなかとれないということもあり、覚悟を決めた矢先、幸いにも雨がやみ、傘なしで出ることができました。

まずは、上野の東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展」へ。
直前に、「平日の午前中でも結構人がいる」という話を教えてもらったこともあり、とにかく開館早々に行こうと考え、頑張って早起き(というか平日と同じ時間くらい)しようと思ったところが、結局少々遅くなってしまいました。それでも開館20分後くらいには到着(開館は午前9時)しました。しかし、やはりというか館内はかなりの人で既に混み合っていました。

b0007893_0382024.jpg今回の展覧会は、帝政ロシア末期に活動していたモロゾフとシチューキンという二人の富豪によるコレクションを引き継いだプーシキン美術館の収蔵作品から約50点ほどが出品されていました。これらのコレクションは、単なるお金持ちの道楽という話ではなく、ビジネスの世界で成功する人の本質を見極める力というものを強く感じさせるものでした。つまりはお金がなければ、できないこと。でもお金があるだけでも、できないこと。自分のレベルでは結局はため息にしか変わらないのですが。。。
混んではいたものの、なんとか一通りの作品を見て回り、モネの白い睡蓮やシスレー、ルソーのポストカードとともに、なぜか「ロシア君」のカードと「ロシアの黒パン」というのを買って、この展覧会を後にしました。

次は、同じく上野の東京藝術大学大学美術館で開催中の「吉村順三建築展」へ。
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これは当初の予定では入っていなかったのですが、東京都美術館への道すがらの看板で見つけました。
b0007893_185024.jpg吉村順三さんという建築家については、専門的に建築を勉強していた訳ではないため、その具体的な人となりや作品などはよく分かっていませんでした。ただ、そのお名前だけは、家作りの過程において色々な書籍や雑誌などを通して知っていました。それで看板を見たときにこれは!と感じ、足を向けたのでした。
「建築家として、もっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」(吉村順三/1965)。。。ちょっと長いですが、展覧会の入り口に掲げられていた言葉です。
住宅建築を手がける人なら皆さん、同じように思うものでしょうか。僕は建築をやる人間ではなく、施主、つまり建築をしてもらう側(表現が良いとは思いませんが)の立場でしたが、このような思いでいてくれるのならば、これほど嬉しいことはないと思います。
また、住まい手としても同じように感じます。家に灯りがともっている様子を、疲れて帰る最後の瞬間に道から見えたときほど癒されることはありません。
ともかく、この言葉を見た瞬間に、素直に「あ、いいな。来て良かった。」と思いました。
そして、実際に手がけた作品の図面や模型(実施設計図などそのものを手に取ってみることもできました)を目にした時、ある種の感動すら覚えました。
建築を専門にされる方だけではなく、家作りを進めているような人(ある意味で素人)でも、きっと何かインスパイアされることがあるような気がします。
結果として、プーシキン美術館展より長い時間、藝大美術館に留まっていました。

お昼を食べ、六本木ヒルズを経由して渋谷に向かい、渋谷区立松濤美術館で開かれている陶芸家「中島宏展」へ。
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中島宏さんという方は、今回初めて知ったのですが、青磁一筋の作陶活動を続ける第一人者なのだそうです。
b0007893_192428.jpg一言でいって「なんて美しいんだろう」ということに尽きました(いや、自分の表現力がないだけ故なのですが)。いや、本当に色が綺麗だったんですね。青磁はおろか、陶芸そのものをまだ良くわかっていないというレベルですが、とにかく奥深いということだけは、実感しました。

最後は代官山の木屋ギャラリーも訪れたのですが、とにかくまる一日の美術館巡りは、さすがに疲れました。でも、それぞれに訪れる価値のあるものばかりで、本当に良かったと思ったのでした。。以上長々と失礼しました。
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by finzi | 2005-11-13 01:16 | アート
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