今日は、昨年12月に行われた1年点検に基づく、補修作業が行われました。
生活に支障がでるほどの大きな不具合はありませんが、四季を経験し、その間に木が湿気を含んだり乾燥したりして伸縮することにより、例えば幅木と床の間に隙間ができてしまったりしていたのを、できる限り修復するというといったことがメインでした。
その他、外にしいているテラコッタにひびが入ってしまっているところがいくつかあり、これを交換したりといったところですね。
リビングとダイニングの間にたつ黄色く塗られた壁も、あらためて塗り直してもらいました。
木と壁の間も隙間ができていましたが。。。
きれいに塗り直したりすることで、目立たなくなりました。それにしてもやはり、木は生きている、というのが実感ですね。
今日は現場監督以下、いろいろな職人の方総勢10名近くに作業していただきました。
ある職人の方が、「すごい綺麗だ」「引き渡しの時と何にも変わってないよ」といったことをおっしゃってくれました。わがやは子どもがいないので、それが一番大きいとは思うのですが、お世辞半分でもそういっていただけると嬉しいものですね。その方も、嬉しそうに話してくれて(と思う)いたので、それがまた嬉しく思いました。
garaikaさんの、
いい古い家や
「ターシャの庭」「ターシャの家」といった最近のエントリーで、「いい家とはどんな家か」ということが論じられています。
その中では、新築時のスペックの高さがいい家ということではなく、設計や施工においては住まい手の資質・将来のことが読み込まれていること、そしてそれを受けた住まい手の「いい暮らし方」のもとに長い年月の積み重ねによって「いい家度合い」が高くなるのでは、ということが記されています。
まったくその通りだと思います。当たり前ですが家作りは一人ではできません。設計者、施工者、そして住まい手の共同作業だと思います。
かつて
MINIと家作りとという拙い建築論(?)をエントリーしたことがあります。今回、garaikaさんの記事を読んだことで思い出して久しぶりに読み返してみて、われながらちゃんとしたことを書いているなあと思いました(笑)。
この時の思いはこれからもずっと大切にして行って、10年20年と経過した時、あらためて「いい家だなあ」と思えるように努めたいと思います。