建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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カテゴリ:アート( 27 )
NO MAN'S LAND/旧フランス大使館
13日の土曜日、雪まじりの雨が降る中、広尾にあるフランス大使館に行ってきました。
表題にある、「NO MAN'S LANDー創造と破壊@フランス大使館」というイベントに足を運ぶためです。
フランス大使館は1957年に設計された旧庁舎から、隣に新しく建築された新庁舎へ昨年11月に移転したそうですが、この旧庁舎そのものをキャンバスとしてそのものをアートにしてしまうというのが今回の試みだそうです。日本やフランスを中心に各方面で活躍する名だたるアーティスト、あるいはこれから羽ばたこうという若手などが参加しています。彼らの多種多様な作品が、もとは各部門の執務室であったり、ビザなどの発給を行うような窓口の部屋だったり、大使の部屋だったり、あるいは廊下や階段といったありとあらゆる場所を使って表現されていました。

それらの作品そのものについては、既にやまほどブログなどを通して色々な人が発信しているので、それはそちらにお任せするとして、個人的には大使館という建てものそのものに非常に興味がありました。

日本国内とはいえそこは一歩踏み入れれば法的な意味も含めてその国そのものなわけです。以前、デンマーク大使館スウェーデン大使館などの中には足を踏み入れたことがありますが、やはりそれぞれの国の雰囲気は十分に感じることができました。今回は実際には既に稼働していない場所であり、アート作品の色に染まっている部分はあるゆえに、直接的な空気を感じることは無論難しいものでした。しかしながら、つい先日までは実際に大使館として機能していたということを想像しながら歩き回ってみると、なんとなくですがやはりここは外国だったんだな、と感じさせる雰囲気はありました。それは設備として残る日本とは形の違うコンセントがあったり、ところどころに残るフランス語の表記だったりというぐらいではありましたが。

このイベントは非常に人気が高く、雪も混じる寒い中でも多くのギャラリーが集まっていました。あまりの人気ぶりに当初は1月一杯だった会期を2月18日まで延長したのだそうです。
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時代を感じさせるウエスティングハウス社製のエアコン。これって最後までずっと使っていたものなんでしょうね。すごい。写真がちょっとぼけているのが残念ですが、実はこれが個人的には一番のアート作品だったんじゃないかと(すみません)印象に残るものでした。
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このイベントが終わった後はマンションになってしまうそうです。なんか無粋な感じですが・・
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by finzi | 2010-02-14 23:46 | アート
木屋ギャラリーまもなく閉店
本日、衝撃の事実が・・・

アールデコの装飾美術品全般や、サヴィニャックなどのヴィンテージポスターの専門店である代官山の木屋ギャラリーが、この5月25日で閉店することになったそうです。
5月に入る前後くらいから、お店の前に「SALE」のポスターが貼ってあったりしたを見かけていて、この時期にそんなのやるという印象はないなあと思っていたのですが、そういうことだったかと思いました。

本日、お店から「かくかくしかじかなので、お時間あればお散歩がてらにみにきてください」というお電話をいただきました。1週間後に閉店なんて信じられないと思いつつ、足を運ぶことにしました。

根掘り葉掘りというのも何なので、詳しいお話はうかがいませんでしたが、代表の加藤さんも少し前から色々と思案されていたようで、今回このような結論にいたったようです。
閉店まで時間が短く、限られたスタッフのなかでいろいろとやっていて、バタバタとしている関係上、合間を縫って常連のお客さんなどに電話をして案内しているという状況なんだそうです。
そういう中でわがやにご連絡をいただけたのはすごく嬉しかったのですが、話が話だけにショックの方が大きいです。

今回は事実上最後ということにもなるため、頑張って記念にサヴィニャックのポスターを購入しました。それがこれ。
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DOPという石けんの広告ポスターです。子どもがその石けんを使って頭を洗っているのですが、シャワーになっているのが象の鼻というのが秀逸です。子どもの表情とあわせて、全体に愛らしい雰囲気がサヴィニャックらしさを感じさせるものです。1953年の作品ということなので、彼の全盛期で生き生きとした様子が伝わってくるようです。

木屋ギャラリーでは、いままでサヴィニャックをはじめとする本当に様々な作品をたくさん見せていただきました。美術館などと同様に本物に触れるということの大切さを、しかし肩肘をはらずに学ばせてもらった場所といえます。その意味でも、そんな場がなくなってしまうのは、本当に惜しい限りです。
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サヴィニャックは、彼が亡くなる2カ月前にこのギャラリーのためのポスター制作を行っているのですが、それだけ親交が深かったということでもあるのでしょう。それ故に本物の素晴らしさを伝えることができたのだとも思います。

今は、まだお店が閉店するということが信じられないという状況で、わがやでも少し困惑している状況です。

とにかく、今までありがとうございましたと、まずは記しておくことにします。


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by finzi | 2008-05-19 01:07 | アート
LUとLU/Savignac
わがやのインテリアを飾るサヴィニャック(Raymond Savignac)はいくつかありますが、そのうち二つほどは既にこのブログの中でも紹介しています。

ひとつは《Pont de Normandie》(ノルマンディーの橋の開通式のポスター)です。橋によって両岸がつながることを握手する手で象徴したこのポスターは、虹色が目にも鮮やかな作品です。そういえば、この1月〜3月のクールで放送されていた「佐々木夫妻の仁義なき戦い」というドラマの中で、佐々木夫妻(=SMAPの稲垣吾郎と小雪)の部屋に飾ってありました。

もうひとつが、新築のお祝いとして友人夫妻からいただいた《Voyagez à moitié prix 》(フランス国鉄の半額キャンペーンポスター)です。

さて、タイトルにある「LU」ですが、フランスのビスケット会社です。この宣伝広告ポスターもサヴィニャックは手がけているのですが、そのうちのひとつがわがやにもあります。これは、やはり新築のお祝いとして妻の叔母からプレゼントされたものです。
ローラースケートをはいたサンタクロースが、カートの中にLUの商品を入れて走っている(滑っている?)というユーモラスな描写です。

で、今まで実際にLUのビスケットを手にする機会がなかったのですが、近所のスーパーで扱っているというチラシを見て、これは絶対手に入れなければ!ということで買ってきました。
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当たり前ですが、同じ「LU」の文字が並ぶとなんだか嬉しいですね。
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もうとっくに食べてしまって手元には残っていませんが。。

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by finzi | 2008-04-08 00:19 | アート
「建築の記憶」−写真と建築の近現代/東京都庭園美術館
土曜日、白金の庭園美術館に行ってきました。
現在開催中の展覧会は↓これです。
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「建てられた地から動かすことのできない建築は、実際にそこを訪れない限り見ることはできません。また、様々な理由により形を変えられてしまったり、時代の変化とともに失われてしまうこともあります。したがってわたしたちの建築体験の多くは写真によるものなのです。(中略)本展は、近現代の日本の建築を、同時代の写真家がどのようにとらえたかを辿りながら、建築史と写真史の接点を概観する試みです。(後略)」ちょっと長いですが、展覧会のリーフレットから引用してみました。

そこに指摘されているように、私たちはほとんどの建築を写真やテレビなどのメディアを通して目にしています。
たとえば歴史的な建築物が自分の住む都内にあるといっても、すべてを実際に見に行くことができるわけではありません。国内はもとより世界各地に散らばる名だたる建築物はいわずもがなです。あるいは、既に実物を見たくても絶対にみられないもの、すなわち現存しないものもたくさんあります。
でも、そういったものの多くを私たちは知っています。なぜなら写真で見ることができるものが多いからです。
しかし、その場合にも、あくまでも被写体である建築物そのものへの関心はあっても、ことさらそれが「写真」であることを意識しません。

今回の展覧会は、ある意味では当たり前のようですが、建築の歴史をたどるというのは、すなわち写真の歴史をたどることにも重なるという(少なくとも自分にとっては)新しい視点を提供してくれる非常に興味深いテーマ設定だと感じました。

日本で初めて建築物を対象とする写真を残したのは、薩摩のお殿様だったそうですね。その写真はさすがに見にくいものでしたが、確かに別の角度から見れば、日本における写真の歴史の始まりにも重なるものだといえるのでしょう。
また、明治初期に写された熊本城の様子はとても鮮明で、朽ちている様子など、とても生々しいものでした。1

これらは文字どおり「歴史的」なものですが、それ以外にも成果物としての建築そのものだけではなく、設計途中の模型の写真であったり、建築作業の過程を撮ったものであったりというものも数多くありました。
このように建築にとっても写真にとっても歴史的な意義のある「記録」であり「作品」が多く並べられていて見応えもたっぷりでした。

展覧会は3月末まで開かれています。「リピーター割引」というのがあって、半券を提示すれば2回目以降は団体料金になります。また、ユニークなものとして「ドレスコード割引」ということで、建築物や町並みの模様などが入った服装で来館すると団体料金になるのだそうです。

記念講演会なども予定されているようなので、また行ってみたいと思います。

1)ちなみに今回の展示とは直接関係ありませんが、熊本城は今年が築城400年なのだそうですね。

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by finzi | 2008-02-03 18:37 | アート
SENGAI/出光美術館
b0007893_0334071.jpg10月21日の日曜日は、出光美術館で開催中の「没後170周年記念 仙がい・センガイ・SENGAI−禅画に遊ぶ−」展に行ってきました。仙がいさんのことはいままで知りませんでした。ただ、以前見た展覧会のチラシの絵が強烈にツボにハマってしまい、いったいどういう内容なんだろうと興味が湧いたのでした。

出光美術館の創設者である出光佐三氏が初めて手にしたのが、チラシにも使われている仙がいの『指月布袋画賛』だったそうです。それから集めに集めてその数1,000点を超える仙がい作品を蒐集したそうです。そして、病床の中最後に手にしたのも仙がいの作品だったそう。まさに仙がいにはじまり仙がいに終わる、ですね。出光コレクションも出光美術館も、仙がいを抜きには語れない、ということでしょうか。

14日の新・日曜美術館でこの仙がい展が取り上げられていたのですが、色々なエピソードを聞くにつれて、なんて素晴らしくも微笑ましい愛すべき人柄なんだろうと思いました。

「死にとない」

「ほんまに」

というのが最後の言葉だったそうですが、本当なら笑ってしまうような場面ではないはずですが、どうしても微笑まざるをえません。最後の最後まで仙がいさんらしい人柄を偲ばせるエピソードだと思いました。

「世画有法 がい画無法 仏言 法本法無法」
彼の「がい画無法」という言葉(自分の絵に決まった画法はない)は、礎あってのものであることは素人目にもわかります。
法がないのが本当の法であるということですが、何の力もない人が、単なる独りよがりをもっともらしく正当化するようなことでは決してないでしょう。間違いなくきちんとした技術を身につけた人の言葉であるがゆえに、納得性が高いものなのだと思います。

日曜美術館で放送のあとだったこともあり、人の出は多かったと思いますが、黒山の人だかりで見るのも一苦労、というところまではいかなかったのが幸いでした。案外ゆったり見られました。
あとは、ほとんどの作品の前で、(自分も含めた)ほとんどの皆さんがはっきりと笑みを浮かべながら、時に小声で笑い声をあげながらご覧になっていたのがとても印象的でした。
また図録が大人気だったようで、その場では買えず予約して後日郵送ということになっていました。もちろん申し込みましたけどね。

図録はすぐに手にすることができませんでしたが、我慢できずにわがやのたたみルームのために、『指月布袋画賛』の複製掛軸を購入してしまいました。
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以下は余談です。
本当は、先週の日曜日に行こうと思っていたところ、当日の朝にNHKの新・日曜美術館で取り上げられたこともあり、これは早く行かねばとあわてて用意をしていました。
出ようとしたまさにその瞬間に、友だちからメールが来て、割引券があるから今度あげる
といわれて、1週間延期したという経緯がありました。
日曜美術館で取り上げられると、だいたいその後その展覧会はより混んでしまう傾向があるため、早めにとも思ったのですが、200円割引と混むこととを天秤にかけるまでもなく、前者を選択して取りやめたのでした。
でも、放送を見たことで予備知識ができて、より楽しめたということもあるので、やっぱり良かったです。



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by finzi | 2007-10-23 01:00 | アート
アントニン&ノエミ・レーモンド/神奈川県立近代美術館鎌倉
b0007893_23171821.jpg過日エントリーをしていた「建築と暮らしの手作りモダン アントニン&ノエミ・レーモンド」展のために、この日曜日に鎌倉にある神奈川県立近代美術館を訪れました。
さわやかな気候で、ちょっと遠出をするのにふさわしい日でしたが、その分鎌倉の街は人であふれかえっていました。

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鎌倉駅から徒歩10分程、鶴岡八幡宮の境内に目指す美術館はあります。坂倉準三さん設計による建物は、平家池のほとりに落ち着いた佇まいを見せていました。

展覧会は、予想にたがわぬ充実した内容でした。

過日のエントリーでも参照した2007年9月24日の日経新聞の記事にもあったように、「人間としてのレーモンド」「国境を越えた人間どうしの触れ合い」といったテーマにかなったものになっていたと思います。アントニンとノエミの二人が二人三脚のように歩み続けた歴史が良く分かりました。
一方、同じ記事の中で「設計図や模型が並ぶ建築展ではなく」という記述もあったので、そういったものがほとんどないのかと思っていたのですが、やはりそんなことはありませんでした。これは予想が外れました。
むしろ、ノエミさんが描いた透視図や吉村順三さんの手による平面図や透視図などの図面類が充実していたことで、単に図面が並んでいるだけのものではない、という意味で普通の建築展とは違っていたのかもしれません。
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画像引用元:港区立図書館「港区ゆかりの人物データベース」

時代を追って色々な作品が並んでいるわけですが、麻布笄町以前にあった霊南坂の自邸には驚きました。内外装ともに打ち放しの鉄筋コンクリート造という建物ですが、これが大正末〜昭和初めに建てられたものであるというのです。全体としてきわめて幾何学的でモダンな印象ですが、3畳と4畳半のたたみ部屋があり、建物が囲む庭は松の木も植えられた日本風でもあり、それらが違和感無く同居していると感じました。

しかしなんといっても、過日のエントリーでも余談として触れた、「聖アンセルモ目黒教会」ですね。本当にかっこいい!いまは亡きわが母校(教会はちゃんとあります!)。誇りです。図録にもカバー裏の折り返し部分にアンセルモの写真が使われていました。ここに小さな子どもが写っているのですが、幼稚園の園児ですね。いつ頃の写真かはわかりませんが、制服姿が懐かしいです。

そういえば、1976年にアントニン・レーモンドが亡くなった際、ここ聖アンセルモ教会で追悼式が営まれたと年表にありました。まさにこのとき、ここの幼稚園に通っておりました。もちろん、そんな大きなイベントがあったなどということは覚えてもいませんが。。

展示の最後は、レーモンドの教え子であった前川國男さん、吉村順三さん、ジョージ・ナカシマさん、そして増沢洵さんの4人の作品が展示されてました。彼らとの結びつきがあってのレーモンドという意味で、最後の締めにふさわしいものだったと思います。

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神奈川県立近代美術館鎌倉館は、設計の坂倉さんがコルビュジエの弟子であり友人であったということも大いに感じさせる建物だと思います。ピロティと大谷石が支える2階建ての建物は、軽快ですが決して軽薄ではなく、モダニズム建築の世界的な代表例というにふさわしい風格を備えています。
残念ながら、第三展示室が耐震上問題があるということで閉鎖されていました。よい解決策が見つかると良いのですが。


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by finzi | 2007-10-09 00:23 | アート
アントニン&ノエミ・レーモンド/鎌倉
またまた告知系(もう始まっていますが)です。

先日、「ウェグナーに座ろう」という企画展が、アントニン・レーモンドの旧宅を模した高崎哲学堂で開かれるという記事をエントリーしました。

そのレーモンドですが、現在神奈川県立近代美術館鎌倉館で、「建築と暮らしの手作りモダン アントニン&ノエミ・レーモンド」展が開催されています。

レーモンドは、先日のエントリでも記述した「群馬音楽センター」の他にも「南山大学」他数々の建築を造った他に、前川國男さん吉村順三さんといった名だたる建築家を育てたことでも知られる存在です。

しかしながら、今回の企画展の特徴は、単にレーモンドの建築作品を中心としたものではなく、フランス出身のデザイナーである妻ノエミとともに歩み、欧米と日本の架け橋であり続けた夫妻の足跡をたどる、というものなのだそうです。

9月24日(月)の日本経済新聞36面(文化欄)に、「建築家が東西に架けた橋」と題して、今回の展覧会に携わった研究者である、中原まりさんの文章が掲載されています。
その中では、「設計図や模型が並ぶ建築展ではなく、人間としてのレーモンドを紹介したい」という思いがあることが記されています。弟子である吉村氏らとの交流など、「国境を超えた人間同士の触れ合いと交流から生まれた豊な芸術がレーモンド夫妻の仕事だったのである。」という締めの文章が、この展覧会の意味付けを示しているのだと思います。

そういえば、神奈川県立近代美術館の鎌倉館は坂倉準三さんの設計によるもの。色んな面でも見応えのありそうなこの展覧会は、10月21日(日)まで開催されています。これもまた是非足を運びたいところです。

以下余談です。
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by finzi | 2007-09-26 23:15 | アート
ふたりのモルバン展/ギャラリー・コンシールにて
日曜日、渋谷のギャラリー・コンシールでの「エルベ・モルバン+ヴェロニック・モルバン ふたりのモルバン展」という催しに足を運んでみました。
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エルベ・モルバンはいわずとしれたサヴィニャックと並ぶポスター画家。彼の作品集との出会いについては、今年1月のエントリーでも触れていますが、とても好きな作家のひとりです。
ヴェロニックとは、彼の娘さんの名前。彼女もまたポスター広告を手がけたりするアーティストになっています。木屋ギャラリーに行った際も、彼女の作品も多く目にしていました。

今回の催しは、モルバンの貴重な原画を展示する展覧会。そして娘さんの作品も一緒に展示するという、親子二人展ということです。

サヴィニャックの原画は何度か目にする機会がありましたが、モルバンのそれははじめて。展示されていた数としてはそう多くはありませんでしたが、「ああ、これはオリジナルポスターを目にしたことがあるな」、とかというものも結構ありました。いずれも、すごく小さいんですね。その小さなスペースにどれもとても丁寧に描かれていたのが印象的でした。

モルバンの作品では、何より子どもたちの表情が好きです。サヴィニャック以上に表情が豊かな感じがします。とても可愛いい。


しかし、何よりもインパクトがあったのは、その会場であるギャラリー・コンシールというところ。
b0007893_0165564.jpg渋谷中央街に位置するのですが、渋谷東急プラザの裏手側というところで、お分かりになる方はお分かりになると思いますが、結構ディープな場所です。
その中でも、ギャラリーの入るビルがある場所はなお。いやビルそのものもかなりディープですけどね。


この展覧会は期間が短く、20日から26日までで終了。
ちなみに、ヴェロニックさんご自身も結構顔をだされていたそうで、スタッフの方によれば本日の夜もいらっしゃるとのことでした。お会いできたら良かったのですが、時間をあわせるのは難しかったので、それはそれで。


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by finzi | 2006-11-26 23:48 | アート
「パリの空のポスター描き」レイモン・サヴィニャック展/川崎市市民ミュージアムにて
連休中日の4日、川崎市市民ミュージアムで開かれていた「パリの空のポスター描き」レイモン・サヴィニャック展に行ってきました。

昨年大阪のサントリーミュージアム天保山で行われた同名のサヴィニャック展が、関東で催されるというもので、会期が11月5日までということでギリギリとなってしまいました。
ただ、最終日前日の4日は、学芸員による展示解説が行われる日でもあり、せっかくなのでその時間にあわせて行くようにしたのでした。
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午後2時から始まった展示解説には数十名の人が集まって、なかなか盛況でした。
もともとこの市民ミュージアムでも30点ほどのサヴィニャックの作品を所有しているそうですが、大阪で展覧会を行うという話があった時に、ぜひ一緒にということで昨年の展覧会でも所蔵品を出品したのだそうです。

天保山では自ら所有する作品と、上記のとおり川崎からの出品に加えて、個人が所有する貴重な原画などもあわせて百数十点が展示されていたそうです。それに対して、市民ミュージアムは企画展示室の面積が天保山より少し狭い関係上、同じだけの量を並べることができないこともあって、約90点ほどに絞られていたそうです。

ちなみに天保山で原画を提供した個人というのが、昨年末行われた「I+STYLERSでのイベント」や、今年の4月に恵比寿三越で行われたイベントを企画したギィ・アンティックギャラリーの社長さんなわけです。

展示作品については、今までも目にしている作品が結構多くて、初めて目にするものというのが意外に少なかったのですが、ほぼ一点づつ丁寧な解説を聞きながら見て行くというのは、作品そのものに加えてその背景や当時の状況なども含めて知ることができたという面で非常に新鮮でした。

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川崎市市民ミュージアムのある等々力緑地は、40万平方メートル超のスペースの中に、Jリーグも開催される等々力競技場や野球場などスポーツ施設なども多数擁する緑豊かな場所です。
当日も天皇杯の試合の真っ最中で、オシム監督も来場されていたそうですが、とても賑わっていました。

市民ミュージアムは1988年のオープン以来の歴史を持つ施設なのですが、当初に比べると利用者の数は減っているそうです。地道な取り組みの中、最悪期よりは持ち直しているそうですが、厳しい状況にあることには変わりはないようですね。
今年から、公募で選ばれた初の民間出身として、小田急百貨店出身の方(小田急美術館の館長などもされた経験のある方だそう)が館長になり、一層の取り組みが期待されるところです。

公立・私立を問わず、美術館・博物館の今後というところは、我が国における芸術文化と社会の関わりを改めて問い直す大きなテーマだと思いますが、新館長のもとでの市民ミュージアムの取り組みというのも、そのひとつの試金石なのかもしれません。
ぜひ注目してみたいところです。


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by finzi | 2006-11-05 23:34 | アート
谷中M類栖/1f[丸井金猊リソース ver1.0]/谷中芸工展つれづれ
土曜日、台東区谷中界隈を中心に催されている谷中芸工展に行きました。
既に今年で14回目を迎えるという谷中芸工展は、「まちじゅうが展覧会場」をキーワードに谷中に暮らす普通の人々の日常の創作活動をとりあげ交流の場を作ることを目指す催し、なのだそうです。キーワード通りに街全体がアートで溢れる、という感じですね。でも、谷中界隈はその存在と雰囲気自体が既にアートであるともいえそうです。

さて、初めて訪れる芸工展は、ブロガー仲間でもある谷中M類栖のm-louisさんが出展されるということで、これは足を運ばねばということで行ってきました。
根津駅からそう遠くない場所にあるm-louisさんのお宅は、3階建てのすっきりした建物ですが、玄関部分はバーゴラが張り出し、玄関ドアの把手はケヤキでできた特徴的なデザイン。今回の芸工展でのスタンプラリー用判子のデザイン(下の図)にもなっているものです。
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出展内容としては、おじいさまである丸井金猊(きんげい)氏の作品を、ご自宅(といってもm-louisさんご自身は大阪が拠点なわけですが)の1階のギャラリースペースを使って展示するというもの。

もともと屏風を中心としたおじさまの作品を展示することを目的としたこのスペースは、天井も高くゆったりとした空間になっていたのですが、そこに3.5m×2.5mという大きな屏風絵「壁畫に集ふ」を中心とした10点の作品が展示されていました。

ちなみに、「谷中M類栖/1f」というのは今回の芸工展参加にあたりつけられた展示スペースの名前なのだそうですが、個人的には気に入っています。m-louisさんご自身がそのネーミングについてのエントリーにおいて、ギャラリーという言葉の由来(イタリア語で回廊)から考えた時にちょっと違うかな、ということで(他にもいくつか理由があるそうですが)あえて1階を意味する「1f」にされたと記されています。
でも、「谷中M類栖ギャラリー」だとむしろベタな感じもするし、その意味でユニーク感があり、特に「f」が小文字というのがポイント高いかな、と思っています。(あくまで感覚的な話ですけど)

さて話は戻してその内容は
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by finzi | 2006-10-22 23:44 | アート
スカウター : 家作りその他つれづれなく
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