建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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高崎へ/ウェグナーに座ろう
10月20日土曜日、群馬県は高崎市に行って参りました。先月告知のエントリーをした「ウェグナーに座ろう」展を見に行くためです。

前日からの雨も深夜のうちに止み、朝から気持ちのよい天気となりました。湘南新宿ラインに乗って一本。高崎までは家からおよそ2時間半の小旅行です。
会場となる高崎哲学堂は、西口をでて徒歩4、5分という近さ。高崎市美術館の裏手にありました。美術館の角を曲がると、少し先に見覚えのある旗がはためいています。デンマークの国旗です。
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一歩足を踏み込むと、そこには高崎哲学堂の建物、すなわちアントニン・レーモンド原設計である高崎の実業家・井上房一郎氏の旧宅がありました。それは静かに、しかし存在感を持って佇んでおり、思わず足を止めさせてしまう力がありました。

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ここが入場口になるのですが、いわずとしれたあの写真と同じ場所です。この場所にたっただけで、「気持ちがいい!」という言葉を発せずにはいられません。
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画像引用元:「ウェグナーに座ろう ブログ」
さて、ウェグナーです。とにかくたくさんの、そして色々な種類のウェグナーの椅子が集まりました。よくこれだけ集まったものですね。そして何より素晴らしいのが、それらのほとんど全てに実際に腰掛けることができるのです。こころゆくまで堪能することができます。

あるテーブルの上に禁止事項を示した×のついたマークがあったのですが、逆に×のないマークも並んでいました。眠そうなカオをしたものもあったのですがこれはもしやと思うと、昼寝OKマークでした。実際、何人もの人が眠り込んでしまったそうです。さすがに、当日は土曜日で人の出も多かったこともあり、一人でひとつの椅子を占有するのは申し訳なく、まして昼寝など気が引けてできませんでしたが。
あの部屋でそれができたら、どんなにか気持ちのよいことだったでしょう。

とにかく、哲学堂の建物とウェグナーがこれほどまでに自然に融合するとは。。
主催メンバーのひとりでもある、デンマークでご一緒したデザイナーの方にうかがっても、同じように驚きだったそうです。もともとウェグナーをはじめとする北欧の家具は、日本の家への親和性は高いと思いますが、今回の舞台とのあまりの相性の良さは、メンバーにとっても期待値を遥かに超えるものだったそうです。
まったく、なんの違和感も無く、はじめからそこにあったかのように。

どんな椅子がどれだけでているか、というのは「ウェグナーに座ろう ブログ」に詳しくでていますので、そちらをご覧ください。

さて、当日は建築家の中村好文さんの講演会もありました。会場は高崎市美術館と同じ建物にある公民館の講義室でしたが、非常に大勢の人が集まって盛況でした。こちらについては後日別にエントリーしたいと思いますが、中村さんのデザインに対する考え方に非常に共感を覚えたということと、爆笑の渦に巻き込まれてしまったとだけご報告しておきます(笑)。

ちなみに、会期初日には家具デザイナーの長大作さんの講演会もあり、そちらも大盛況だったそうです。特に聴衆の多くが非常に若い人たちが多かったというのが主催者側も驚きだったそうです。長さんのお話もうかがいたかったですね。
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建物のひさしの下は、カフェスペースとなっていて、そこにもたくさんのウェグナーが並んでいました。美味しいコーヒーとケーキもまた、このイベントの魅力の一つでしょう。
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カフェのためのキッチンも味わいがあります。今回のイベントのためにかなり頑張って整備しなおしたそうです。中ものぞいて見たかったです。ちなみに、画像だとわかりにくいですが、画面中央手前にある椅子は、ノエミ・レーモンドさんデザインの椅子なんだそうです。
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スタッフの方からは、「暗くなってからも別の趣があっていいですよ」といわれていたので、再度訪れてみました。昼間にもまして落ち着いた雰囲気が、ちょっと暗いくらい照明も相まって、ゆるやかに醸し出されていました。

これほどまでに、いろいろな角度から楽しめる、そしてゆったりとした気分にしてくれる場所は、そうはないでしょう。期間限定というのが本当にもったいないぐらいです。
会期はあと1週間ですが、ぜひ訪れる価値があると思います。

ウェグナーをはじめとする椅子が好きな人にも、レーモンドをはじめとする建築が好きな人にも、おいしいコーヒーが飲みたい人にも、ただまったりとしたい、あるいは癒されたいと思う人にも、どんな人にもおすすめできます。
ぜひ。

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by finzi | 2007-10-21 01:17 | インテリア
ウェグナーに座ろう/高崎哲学堂
昨日ぶりの更新です(苦笑)

今年天寿を全うされたデンマークの偉大なデザイナー、ハンス・J・ウェグナーさん。彼を偲び、リスペクトする催しが色々なところで催されています。その一つともいえると思いますが、彼の椅子を集めて実際に座ることを通して、座ることの楽しさを創り出したウェグナーの世界を感じようという企画展が、高崎で開かれます。

b0007893_22442236.gifこの企画展は、昨年のデンマーク家具研修旅行でご一緒した、高崎在住で主にプロダクトデザインを中心に活動されているデザイナーの方から教えていただきました。
それが、「ウェグナーに座ろう」です。

今回の企画展は、高崎デザイナーズアクトというグループが主催しています。
このグループは、群馬県高崎市近辺を中心に活動されている、いろいろなデザイナーの方々有志の集まりだそうで、前述の方も参加されています。その活動の具現化の第一弾が、この「ウェグナーに座ろう」ということだそうです。

出展される椅子の多くは、個人で実際にお持ちになっているものなんだそうです。所有者のそれぞれの思いが詰まった椅子たちに、実際に座らせていただけるというのもいいですね。
また、期間中のイベントとして、デザイナーの長大作さんと建築家の中村好文さんの講演会も予定されているそうです。

長さんは昨年、世田谷美術館で開かれた「クリエイターズ」で実際にお会いしてお話をうかがう幸運に恵まれた(たまたま隣にいただけですが・・・)ということもありました。またお話を伺う機会が持てるとなれば、可能ならばぜひ参加したいところです。(長さんは自らも所有されているウェグナーの名作、「The Chair」を出品されるそうです。)
中村さんも、わがやを設計してくれた事務所の担当スタッフが教えを受けたこともあるそうで、こちらもぜひ伺いたいですね。

さて、ウェグナーの椅子がテーマの今回の企画展ですが、もう一つ見逃せないポイントがあります。それは、この企画展の会場である「高崎哲学堂」です。
ここは高崎の実業家であり群馬交響楽団の創設に関わるなど芸術・文化活動も積極的に行った、井上房一郎氏の旧宅です。そして特筆すべきは、ここが建築家アントニン・レーモンドの麻布笄町にあった自邸を模して建てられたものだということ。井上氏が実際にレーモンド邸を訪れて、その素晴らしさに感激し、彼の許しを得て自邸として建築した、といういわれがあるそうです。
その後、レーモンドは群馬交響楽団の本拠となる群馬音楽センターの設計を行い、それは彼の代表作の一つとして、今も現役です。

麻布笄町の家は現存していないこともあり、レーモンドの建築を知る術としても、非常に重要な位置づけの建てものであるといえるでしょう。

レーモンドの住まい(と同じもの)にウェグナーの椅子とは、なんて素晴らしく、素敵なコラボレーションなんでしょう。

開催期間は2007年10月6日(土)〜28日(日)までです。
決して近いとはいえませんが、わざわざ足を運ぶ価値は多いにありそうです。


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by finzi | 2007-09-24 23:31 | インテリア
さよならHans.J.Wegner/デンマークデザインの巨匠
ハンス・J・ウェグナー(Hans.J.Wegner)
言わずと知れた北欧のデザインの巨匠。

去る1月26日、お亡くなりになったそうです。享年92歳。
まさに大往生といえるでしょう。

デンマーク大使館商務部の山中さんが発行されているメルマガ「日本人に役立つデンマーク情報」で知りました。

我が家でもウェグナーの椅子を愛用しています。
いわゆるY-chairとCH-36という二種類。

実は昨年のデンマーク旅行は、デンマーク大使館山中さん主催(!?)の家具研修旅行に参加したのです。(そういえばブログ全然更新せずに放置でしたね〜)
で、その旅の中でY-chairなどを作っているカール・ハンセンの本社工場にも行き、実際の製作工程を目にすることができました。
自分が普段使っている椅子もああやって作られたのだなと思うと、感慨もひとしおだったのですが、そこはウェグナーの思いが詰まった場所でもあるのかなと思いました。

そういったことからも、さらに身近に感じる存在となっていたのですが、加えていえば21世紀の初日に亡くなった自分の祖母と、生まれ年が同じということからも妙な親近感を持っていました。

メルマガの中でも取り上げられていましたが、現地の新聞「The Copenhagen Post」の2月2日の記事で、ウェグナーのことが記事になっていたようです。

その中では、彼の生い立ちから偉大な家具デザイナーになるまでのことが記されています。
しかし、印象的なのは、彼の作品が今や高級品のように扱われていることに対して、それがとても不本意なことであるという話でした。

「That was never the intention. I specifically emphasised that the chairs should be affordable for all types of people.」
〜それは決して意図したことではなく、椅子は誰にでも手頃なものであるべきということ。。。

という感じでしょうか。

芸術作品ではなく日常のシーンにおいて見た目としてのデザインはもちろんのこと、使い勝手にすぐれ扱いやすく、長持ちし、普通に使うことができるもの。
これが彼の目指したものなんだろうと思います。

飛躍的かもしれませんが、柳宗悦らの民藝運動における「用の美」に通じるものがあるような気もします。

「A chair is only finished when someone sits in it.」
〜椅子は最後に誰かが座って完成する。。

良いデザインをありがとう!そして、お休みなさい。


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by finzi | 2007-02-20 01:15 | インテリア
デンマークへ
連休後半の5日から13日土曜日まで、デンマークへ行ってきました。

期間中、すべてが完璧な天気に恵まれました。行く数日前まで気温10度を割る寒さだったものが、直前から毎日20度を越す日々。晴天続きで、デンマーク人をしてこの時期ここまでこんな天気が続いたことはかつてなかった、といわしめる素晴らしい気候でした。
東京などずっと天候が不順だったそうですね。実際帰国した土曜日も雨で寒く、コペンハーゲンと真逆で驚きました。

まだ、いろいろな意味で頭が整理できていないので、ぼちぼちと振り返ってみたいと思います。
とりあえず何点かの写真を。。

b0007893_2227406.jpgホテルから撮った首都コペンハーゲンの中心部方面です。
写真左側の尖塔部分が市庁舎です。その前の(写真では奥の)市庁舎前広場から始まり、約1.2km続く歩行者天国がストロイエです。
ストロイエは世界的に有名な歩行者天国で、数多くのお店が軒を連ねています。

b0007893_22375545.jpgNyHavn(ニューハウン)です。
観光客に人気の古い船着き場で、運河沿いにレストランやカフェが立ち並び、人の数のものすごさに圧倒されます。ストロイエはこのニューハウンの手前の広場、KongensNyTorv(コンゲンス・ニュートー)まで続いています。

b0007893_22313073.jpgオーフス市の市庁舎尖塔からの眺めです。
デンマークは大きく分けて、コペンハーゲンの位置するシェラン島、アンデルセンの生地オーデンセのあるフュン島、そしてドイツとつながるユトランド半島の3つに分けられます。オーフスはユトランド半島にあるコペンハーゲンに次ぐデンマーク第二の都市です。この市庁舎はかの、アルネ・ヤコブセンが設計したことで知られています。

b0007893_23145649.jpgコペンハーゲンに戻って、Kongens NyTorvに面するCharlottenborg Slot(シャルロッテンボー宮殿)の前に立つ看板です。
シャルロッテンボー宮殿は、現在Royal Academy of Artとなっていて、現代アートなどのイベントが開かれています。看板は現在開かれているフィンランドの彫刻家展の看板で、色遣いが印象的だったので撮ってみました。


ということで、脈絡も無くアップしてみましたが、しばらくかけてゆっくりと整理しつつ行きたいと思います。

明るく、優しく、そしてとても親切なデンマークの人々に感謝。
結論めいたことを言ってしまえば、とにかく素晴らしかった!
それに尽きます。

ではまた。
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by finzi | 2006-05-14 23:30 | 旅行
旅・デンマーク
 一昨年(2002年)の秋、デンマークのコペンハーゲンに行きました。

 もともと父親の仕事の関係もあり、小さい頃からデンマークには馴染みがあったことやアルネ・ヤコブセンやハンス・ウェグナーといった建築家・デザイナーを始めとするシンプルかつ機能的なデザインの世界も好きだったということから、いつか行きたいと思っていたんですね。

 滞在したのはコペンハーゲンのみで5日間。あっという間でしたが、市内をはじめ
近郊の町まで足をのばしたり、美術館やコンサートなどそれなりに充実していました。

b0007893_23512348.jpg 泊まったホテルが市役所前広場にあるパレスホテルというところで、そこは市内きっての繁華街であるストロイエという歩行者天国の入口に位置するところで、とても便利でした。(左の写真の中央の塔がある建物。)
 インターネットのホームページにはシーズンごとに割安のプランが出されるのですが、その時は本当にタイミングがよかったようで、広場に面した部屋(広めでバルコニーがあり、その分室料も高い)がシングルルームよりも安い(なんだそれは)ような料金で提供されていて、うまく予約できたんですね。もう2年前ですが、それ以降そこまでリーズナブルなプランは出ていないようなので、本当にラッキー!!でした。
 こぢんまりしていますが、古くて趣があり、エレベータも年代物という感じでした。部屋ももちろんシックな雰囲気で落ち着けました。まあ、バスの栓が壊れ気味でしっかり水がたまりにくかった、というのはご愛敬か。設備は古かったですから。
 とにかく、中央駅からも近く、繁華街の入口で、バス乗り場もすぐあり、便利なホテルでした。
 
 えー、なんだかホテルの話だけでとりとめがなくなりました。とりあえずまた思い出しながら書いてみたいと思います。

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 海外に旅行する際、いつも楽しみにしているのは、もちろんいわゆる名所・旧跡の
類もさることながら、地元の人たちが利用するようなスーパーなどに行くことです。
そこに住む人がどんなモノを食べたり、使ったりしているのか肌で感じられ、また
お土産にいいようなお菓子などが安く手に入ったりもするというのもあります。
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by finzi | 2004-08-07 00:14 | 旅行
スカウター : 家作りその他つれづれなく
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