建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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ふたりのモルバン展/ギャラリー・コンシールにて
日曜日、渋谷のギャラリー・コンシールでの「エルベ・モルバン+ヴェロニック・モルバン ふたりのモルバン展」という催しに足を運んでみました。
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エルベ・モルバンはいわずとしれたサヴィニャックと並ぶポスター画家。彼の作品集との出会いについては、今年1月のエントリーでも触れていますが、とても好きな作家のひとりです。
ヴェロニックとは、彼の娘さんの名前。彼女もまたポスター広告を手がけたりするアーティストになっています。木屋ギャラリーに行った際も、彼女の作品も多く目にしていました。

今回の催しは、モルバンの貴重な原画を展示する展覧会。そして娘さんの作品も一緒に展示するという、親子二人展ということです。

サヴィニャックの原画は何度か目にする機会がありましたが、モルバンのそれははじめて。展示されていた数としてはそう多くはありませんでしたが、「ああ、これはオリジナルポスターを目にしたことがあるな」、とかというものも結構ありました。いずれも、すごく小さいんですね。その小さなスペースにどれもとても丁寧に描かれていたのが印象的でした。

モルバンの作品では、何より子どもたちの表情が好きです。サヴィニャック以上に表情が豊かな感じがします。とても可愛いい。


しかし、何よりもインパクトがあったのは、その会場であるギャラリー・コンシールというところ。
b0007893_0165564.jpg渋谷中央街に位置するのですが、渋谷東急プラザの裏手側というところで、お分かりになる方はお分かりになると思いますが、結構ディープな場所です。
その中でも、ギャラリーの入るビルがある場所はなお。いやビルそのものもかなりディープですけどね。


この展覧会は期間が短く、20日から26日までで終了。
ちなみに、ヴェロニックさんご自身も結構顔をだされていたそうで、スタッフの方によれば本日の夜もいらっしゃるとのことでした。お会いできたら良かったのですが、時間をあわせるのは難しかったので、それはそれで。


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by finzi | 2006-11-26 23:48 | アート
モルバン/奇跡の出会い
HERVE MORVAN(モルバン)は、サヴィニャックと同時代にポスター画家として活躍した人です。彼の描く絵は、サヴィニャックと相通ずるものがありつつも、独自の世界の中にあります。サヴィニャックよりもさらに柔らかい感じ、でしょうか。彼の描く子どもの表情は本当にかわいいです。

サヴィニャックが描くポスターが駅に張り出されているとき、モルバンの描くポスターが街を行くバスの車体にある。そんな風景を、一度でいいから生でみたいと思うのでは、僕らだけではないはず。。。

さて、そのモルバンの作品の中に、たばこのGITANESの広告があります。これは1961年にマルティーニ賞という広告業界の賞を受賞したものだそうです。
実のところ、われわれ夫婦はたばこが大嫌いなのですが、今や歴史の一部となったポスター広告は別。このモルバンのGITANESは、多分フラメンコのダンサーだと思うのですが、その服がたばこでできているのです。とにかくそのアイディアの秀逸さに惹かれてしまいました。
それがこれ。
b0007893_23575874.jpgちょっと前から気にはなっていたのですが、代官山の木屋ギャラリーを訪れたその日は31日までのセール初日(実は大雪の日)でした。そして、このGITANESもセール対象となっていたこともあり、ついに購入してしまいました。

モルバンはサヴィニャックよりも10年後の1917年に生まれました。しかし、亡くなるのは圧倒的に早く、1980年に63歳という年齢でこの世を去ってしまいます。
サヴィニャックおじさんほどまでとはいわなくても、もう少し長生きして現役でいてくれたら、さらにいろいろな作品を目にすることができたかもしれないと思うと、ちょっと残念です。

さて、表題にもある奇跡の話にそろそろ。。

サヴィニャックにはパリのフォルネイ図書館が発刊する作品集があり、これはサヴィニャック好きならお持ち、あるいは少なくとも一度は目を通したことがあるでしょう。以前のエントリーでも触れていますが、まさにバイブルです。
そして、モルバンにも同様の作品集が存在します。
それが「HERVE MORVAN AFFICHISTE」です。
1997年にフォルネイ図書館で開かれたモルバン展の際に制作されたものだそうで、その表紙を飾っているのが、先のGITANESの広告作品なのです。
とにかく、モルバン好きにはサヴィニャックのそれ同様バイブルと呼べるものなのですが、実はこれ、既に絶版となってしまっているのです。木屋ギャラリーに行くたびに見せてもらっていたのですが、とにかく手に入れることが非常に難しい代物だったのです。

木屋ギャラリーのスタッフの方にうかがっても、良くお客さんから問い合わせを受けることはあるけれど、どこにも在庫もないし、あてもなくて。。という話。
なので、出版元にファンレターのような手紙を送ってみましょうかなどと、冗談半分で話をしていたくらいでした。もちろん、インターネットのサイトで検索をかけたりしていましたが、国内外問わず紹介のページはでてきても「sold out」とか「Sorry...we did not find this book for sale at any of our member stores.」といったように寂しい結果ばかりがでてくるという状況だったのでした。

こうなったら、古書店とかも含めて地道に探してまわるしかないかな、と半ばあきらめていました。

そのような日々の中、二子玉川の玉川高島屋ショッピングセンターに行きました。色々な雑貨屋さんやインテリアショップなどを見てまわって、そろそろお腹も空いたし閉店の9時にも近づいているのでご飯食べに出ようかなどと話をしていた時、ある雑貨やステーショナリーを扱うショップが目に入りました。それがetranger di costarica(エトランジェ・ディ・コスタリカ)でした。b0007893_23591654.gif
ここのオリジナルのノートなどはいつも愛用していますし、恵比寿三越のお店などは良く行っていたのですが、二子玉川は初めてでした。
ここには、前述のモルバンのGITANESやサヴィニャックのオリジナルポスターなどがあり、また出会えるとは奇遇だな、なんて言っていたのですが、そんな出会いなど比ではない巡り合わせがここにありました。

そう、「HERVE MORVAN AFFICHISTE」の新品が1冊、サヴィニャックのそれと並んでディスプレイされているではありませんか!!!!

正直、目を疑いました。サヴィニャックのは自由に見られるようになっていましたが、モルバンのはカバーがかけられていたこともあり、もしや非売品なのではと思いすかさず手にとり確かめると、しっかりと値段が書かれている!

っていうことは買えるのかこれは。。買っていいのか?手にはいっちゃうのですか。。いいの?本当にいいの?夢じゃないよね。。

とにかくありえない出会いだなどとちょっと興奮していると店員さんが寄ってきました。他にお客さんがいなかったので良かったですが、端から見たらちょっと恥ずかしい二人組だったかもしれません。
話を聞くと、実は数年前に入ってきていたそうですが、ずっとしまわれたままで、最近になってスペースが空いたのでサヴィニャックと並べてディスプレイするようになったとのことでした。
やはり、サヴィニャックの本は結構出るらしいですが、こちらはそのまま。しかし、そのお陰でわれわれは出会うことができたわけで、これを奇跡と言わずして何と言うという感じでした。

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なんだか長々とだらだらと書き込んでしまいましたが、少なくとも自分たちにとってはまさに運命的な出会いで、今でも興奮気味なのです。いい年してという感じですが(苦笑)
でも、これは絶対家宝にしますよ。
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by finzi | 2006-01-31 00:35 | アート
スカウター : 家作りその他つれづれなく
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