建築家との家作りはひとまず終了。このプロセスで思うことやら、住んでからの感想とか、まったく関係ないことまで、色々と連ねてみようかと。過去記事へのコメント/TB、お待ちしてます!
by finzi
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モルバン/奇跡の出会い
HERVE MORVAN(モルバン)は、サヴィニャックと同時代にポスター画家として活躍した人です。彼の描く絵は、サヴィニャックと相通ずるものがありつつも、独自の世界の中にあります。サヴィニャックよりもさらに柔らかい感じ、でしょうか。彼の描く子どもの表情は本当にかわいいです。

サヴィニャックが描くポスターが駅に張り出されているとき、モルバンの描くポスターが街を行くバスの車体にある。そんな風景を、一度でいいから生でみたいと思うのでは、僕らだけではないはず。。。

さて、そのモルバンの作品の中に、たばこのGITANESの広告があります。これは1961年にマルティーニ賞という広告業界の賞を受賞したものだそうです。
実のところ、われわれ夫婦はたばこが大嫌いなのですが、今や歴史の一部となったポスター広告は別。このモルバンのGITANESは、多分フラメンコのダンサーだと思うのですが、その服がたばこでできているのです。とにかくそのアイディアの秀逸さに惹かれてしまいました。
それがこれ。
b0007893_23575874.jpgちょっと前から気にはなっていたのですが、代官山の木屋ギャラリーを訪れたその日は31日までのセール初日(実は大雪の日)でした。そして、このGITANESもセール対象となっていたこともあり、ついに購入してしまいました。

モルバンはサヴィニャックよりも10年後の1917年に生まれました。しかし、亡くなるのは圧倒的に早く、1980年に63歳という年齢でこの世を去ってしまいます。
サヴィニャックおじさんほどまでとはいわなくても、もう少し長生きして現役でいてくれたら、さらにいろいろな作品を目にすることができたかもしれないと思うと、ちょっと残念です。

さて、表題にもある奇跡の話にそろそろ。。

サヴィニャックにはパリのフォルネイ図書館が発刊する作品集があり、これはサヴィニャック好きならお持ち、あるいは少なくとも一度は目を通したことがあるでしょう。以前のエントリーでも触れていますが、まさにバイブルです。
そして、モルバンにも同様の作品集が存在します。
それが「HERVE MORVAN AFFICHISTE」です。
1997年にフォルネイ図書館で開かれたモルバン展の際に制作されたものだそうで、その表紙を飾っているのが、先のGITANESの広告作品なのです。
とにかく、モルバン好きにはサヴィニャックのそれ同様バイブルと呼べるものなのですが、実はこれ、既に絶版となってしまっているのです。木屋ギャラリーに行くたびに見せてもらっていたのですが、とにかく手に入れることが非常に難しい代物だったのです。

木屋ギャラリーのスタッフの方にうかがっても、良くお客さんから問い合わせを受けることはあるけれど、どこにも在庫もないし、あてもなくて。。という話。
なので、出版元にファンレターのような手紙を送ってみましょうかなどと、冗談半分で話をしていたくらいでした。もちろん、インターネットのサイトで検索をかけたりしていましたが、国内外問わず紹介のページはでてきても「sold out」とか「Sorry...we did not find this book for sale at any of our member stores.」といったように寂しい結果ばかりがでてくるという状況だったのでした。

こうなったら、古書店とかも含めて地道に探してまわるしかないかな、と半ばあきらめていました。

そのような日々の中、二子玉川の玉川高島屋ショッピングセンターに行きました。色々な雑貨屋さんやインテリアショップなどを見てまわって、そろそろお腹も空いたし閉店の9時にも近づいているのでご飯食べに出ようかなどと話をしていた時、ある雑貨やステーショナリーを扱うショップが目に入りました。それがetranger di costarica(エトランジェ・ディ・コスタリカ)でした。b0007893_23591654.gif
ここのオリジナルのノートなどはいつも愛用していますし、恵比寿三越のお店などは良く行っていたのですが、二子玉川は初めてでした。
ここには、前述のモルバンのGITANESやサヴィニャックのオリジナルポスターなどがあり、また出会えるとは奇遇だな、なんて言っていたのですが、そんな出会いなど比ではない巡り合わせがここにありました。

そう、「HERVE MORVAN AFFICHISTE」の新品が1冊、サヴィニャックのそれと並んでディスプレイされているではありませんか!!!!

正直、目を疑いました。サヴィニャックのは自由に見られるようになっていましたが、モルバンのはカバーがかけられていたこともあり、もしや非売品なのではと思いすかさず手にとり確かめると、しっかりと値段が書かれている!

っていうことは買えるのかこれは。。買っていいのか?手にはいっちゃうのですか。。いいの?本当にいいの?夢じゃないよね。。

とにかくありえない出会いだなどとちょっと興奮していると店員さんが寄ってきました。他にお客さんがいなかったので良かったですが、端から見たらちょっと恥ずかしい二人組だったかもしれません。
話を聞くと、実は数年前に入ってきていたそうですが、ずっとしまわれたままで、最近になってスペースが空いたのでサヴィニャックと並べてディスプレイするようになったとのことでした。
やはり、サヴィニャックの本は結構出るらしいですが、こちらはそのまま。しかし、そのお陰でわれわれは出会うことができたわけで、これを奇跡と言わずして何と言うという感じでした。

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なんだか長々とだらだらと書き込んでしまいましたが、少なくとも自分たちにとってはまさに運命的な出会いで、今でも興奮気味なのです。いい年してという感じですが(苦笑)
でも、これは絶対家宝にしますよ。
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by finzi | 2006-01-31 00:35 | アート
新築のお祝いとして/Savignac
新築のお祝いということで、友人夫妻が素敵なプレゼントを持ってわがやに遊びにきてくれました。
それが、このフランス国鉄の半額キャンペーンポスターです。
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この友人は、以前の記事でも記したように、現在わがやの玄関を飾っているSavignacのポスターを購入したときに、ほぼ同じタイミングで同じものを購入していた、という因縁のある人たちです。
彼ら夫妻からは、ずっと以前から新築のお祝いに何かプレゼントさせて欲しいというオファーをいただいていました。それでいろんな案を提示してもらっていたのですが、ひとつにはそもそもお祝いなんて申し訳ない、という気持ちもあり、またいざ決めようと思ってもなかなか決めかねていて(基本的に優柔不断なので・・・)ずるずると延びていたのでした。

以前の記事でもあるように、同じタイミングで同じものを買っていたという事実が発覚したのも、新築お祝いとしてSavignacはどうでしょう、なんて打診があったところからわかったことなのですが、当時は新しく購入したばかりということもあり、他のものの方がいいかな、と思ってペンディングにしていました。

しかし、最近になってあらためて木屋ギャラリーに行った際、このポスターを見て、ふたたびムラムラ(表現へん?)ときてしまい、そうだやっぱりこれにしてもらおうとお願いした、というのがことの次第なわけです。

でも、やっぱり良かった!!
とりあえず今は寝室のチェストの上に置いています。夜寝る前、朝起きた時、いつも拝んで悦に入ってます。

この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。
素敵なプレゼント、本当にありがとう!!
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by finzi | 2005-12-06 21:15 | アート
サヴィニャック展行ってきました
芸術の秋、あなたは何を楽しむ?

静岡県長泉町にあるビュフェ美術館で、今日から(2005年10月8日)「レイモン・サヴィニャック展」が始まりました。初日マニアということではありませんが、縁があり来年3月28日まである会期の初日に行ってきました。

ビュフェ美術館は、クレマチスの丘という場所にあります。ここは「花・アート・食」をテーマとして、ビュフェ美術館をはじめとた美術館や、広尾の「アクアパッツァ」で知られる日高良実シェフのイタリアン「マンジャペッシェ」などのレストランが富士山麓の自然の中に点在するという、ゆったりとした場所です。
緑が豊かな場所なので、時間があればのんびり散歩するだけでも、とても気持ちが良さそうなところでした。
今日はあまり時間もなくあいにくの天候だったため、ゆっくりと見て回ることができず残念でしたが、滞在中は時折晴れ間もみえたりするぐらいだったのが不幸中の幸いでした。
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ビュフェ美術館は1973年にオープンしたそうですが、建築家の菊竹清訓氏の設計によるものだそうです。細かいところで多少の古さは感じるとも「自然と共存する美術館」というコンセプトは色あせず十分に堪能することができます。建物内部の構造も変化に富んで建築素人にも十分楽しめました。この建物だけでもまた一見の価値があるように思います。

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b0007893_075222.jpg企画展示室は大きな吹き抜け空間にありました。そのゆったりとした空間の中に約80点の作品が並んでいます。どれも本当に愛すべき作品だと思います。細かい内容は是非現地でご覧いただくとして、ポスターの原画がいくつか展示されていたのには素直に感動してしまいました。

b0007893_0174481.jpg今回の企画展のチラシにも使われているルノーR4のポスターが原画とともに展示されており、それらを見比べることができました。その原画は年季が入って染みや欠けがありましたが、それ故に味がありました。また、今回の企画展に協力している木屋ギャラリーのロゴもサヴィニャックの手によるものですが、彼が亡くなる直前の2002年8月(亡くなったのは10月)に書かれたという原画もありました。

その死の直後にフランス広告業界が彼に敬意を表し、パリ市内や地方、高速道路の脇の看板など多くの場所に掲出したのが、下のポスターだそうです。そこには、「さようなら ありがとう サヴィニャック」と書かれています。その存在の大きさ、そしてどれほどまでに愛されていたかということが、偲ばれるものでした。
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何はともあれ、百聞は一見に如かずということで、是非足をお運び下さい。自分の住む東京からは決して近い距離とは言えませんが、サビニャックが好きな方なら行く価値はあるのかなと思います。


※展示室の写真は関係者含めて結構写している人がいて、不可とも表示がなかったので撮っています。。
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by finzi | 2005-10-09 00:55 | アート
Savignacポスター額装
b0007893_032011.jpg玄関です。

もともとここには絵を飾ることを考えていたので、はじめからピクチャーレールをつけておいてくれたのでした。
いままでずっとそのままだったのですが、ようやく飾るにふさわしい自分たちの気に入ったものが手に入りました。

それがレイモン・サヴィニャックのポスターです。日本でも人気のこのフランスのポスター描きは、非常にたくさんの作品を残しています。今回のものは、その中でも比較的新しい(つまり晩年に近い)1995年の作品で、ノルマンディー地方にできた新しい橋の開通式のポスターだそうです。ギャラリーにはたくさんのポスターがあったのですが、その中でも特に色が鮮やかできれいなこの作品を選びました。このポスターの向かい側に親世帯玄関との仕切り扉があるのですが、ここに使っている水色が虹(橋)に使われている水色とほとんど同じ感じで、とてもぴったりでした。

その昔、彼の描いた作品が、駅や工事中のビルの覆いや、その他いたるところに張り出されていたわけですよね。その当時の様子をこの目で見たかったです。うらやましい限り・・・。

サヴィニャックについては、大阪のサントリーミュージアムで現在展覧会が開かれていますね。また、今月号の芸術新潮でも特集されています。

全然関係ありませんが、このポスターを購入したとき、ほぼ同じタイミングで友人夫婦がまったく同じものを購入していたそうです。その友人夫婦が、わがやの新築祝いにサヴィニャックのポスターはいかがでしょう、なんて打診をしてきたので、実はちょうど買ったばかりなんだ、ということでこのポスターの話をしたら、向こうも同じもの買ったなんて話になって・・・ほんとにびっくりでした。ついでに、買ったところが彼らは代官山の木屋ギャラリーで、われわれはその恵比寿三越のショップだったという。。何から何まで偶然づくしで、ほんとこんなことがあるんですね。

残念ながら、木屋ギャラリーの恵比寿三越店は8月閉店してしまいました。のぞきやすかったので良かったんですけどね。

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by finzi | 2005-06-15 00:29 | アート
スカウター : 家作りその他つれづれなく
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