もういいかげんという感じもありますが、ここまで書き連ねてしまったので。。。
ある意味で恐れていた”上棟後”でしたが、弁護士からの通知文書が効いていたのか、しばらく何の音沙汰もありませんでした。設計事務所に電話したり現場で監督をつかまえたりなど、なくなりました。
おかげでではないですが、作業は無事壁がつき、サッシが入り、という具合で進行していました。
しかし、しばらくするとご主人は矛先を変えて動き出したのでした。。。役所への攻勢です。
はじめは、なんとか屋根の高さを低くさせろ、ということから始まったようです。当然斜線規制など基準以内に納めていますし、法的にはなんら問題は無いわけで、役所としても対応の仕様がないことなのですが。
実はこの件については、クレームとは関係なく現場での収まりの関係上屋根の勾配を若干緩やかにして、最高高も50センチほど下げることになったのです。役所とも相談しながら進めたことなので向こうの担当者も分かっています。それで、ご主人がまた電話を掛けてきた際に、少し低くなるようですというと、嬉々としていたそうです。
その間にはあまりのうるささに役所が実測までしに来たそうです。もちろん高さなど図面どおり仕上がっていましたけど。
自分の主張が通ったと勘違いされても困るのですが、本人はそう思っていたのかも。。。まあ、それはそれで。しかし当然それでは終わりませんでした。
北側には給排気用の穴が数箇所開いています。設備工事が進みそれが目の前に見えてきた時、相当お気に召さなかったようです。当然ですが飲食店の厨房にある大きな換気扇のようなものが目の前にあるわけでもなく。。なんですが。そのため今度は再度の直接現場攻撃が始まってしまいました。
現場で監督を呼び出し再度説明を要求し、監督が「給排気の穴です」と答えると「隣地に向かって排気穴をつけるのは失礼だ!!」と言い始め、「弁護士を差し向けたのはあなたか」などなど延べ3回ほど各15分以上にわたり拘束したのでした。挙句の果てには狂ったような大声でわめいたりしたため、ご近所さんが何事かとでてくる始末だったようです。
後日今度は役所に電話をして、「穴が10箇所くらいあいている。全部排気の穴だと思う。隣地に向けてなど失礼だから、東西に振り回せないのか」などと言ってきたそうです。当然ですが都内の住宅地なので四方家に囲まれております。東西にも隣地はありますので、ご主人のいう”近隣への配慮をしろ”というのは方便でしかないということがよくわかりますが。
役所からは設計事務所に問い合わせもあって、何個が給気、何個が排気といった説明をしたのでした。。(設計事務所に連絡がある時は、「また”裏の現場監督”なんですが・・」とかかってくるそうです)
そんなこんなで、設計事務所からも一度役所に状況を確認しにいってみてもらえませんかという話があり、役所担当者を訪問したのでした。
すると、実は以前から別件でご主人は役所でも有名で、過去にも駐輪場やら隣地建築関係やらで色々と役所にクレームをつけてきて(もちろん筋の通らない話)ある意味ブラックリストに載っているような感じだったのでした
担当者の方は非常に落ち着いていて、「もうしばらく様子を見ましょう。何かあればこちらでもきっちり対応するので」とおっしゃっていただいたこともあり、安心しました。
隣地関係については、ご主人が土地を切り売ったものを買って建てた方の話(直接伺った)なのですが、売った土地をいくらか戻して欲しいとか、境界塀を勝手に相手側の敷地にずらして建てるよう業者にいったり、外壁はこの色にしろとか、間取りを教えろ、などなどことある事にクレームをつけてきたそうです。その方は買ったことを心底後悔されたそうです。一方その工事期間中今回同様役所に毎日のように来てはあーだこーだと行って帰ったそうです。
実は通知文書以降は、こちら家族(親・子とも)には一切何も言ってこないんですね。実は気弱なのか角が立つと思っているのかわかりませんが。。
とにかく、、これからもまだ何かの機会で現場なり役所なりに言ってくることはあるでしょうが、こちらとしては堂々と対応していこうと思います。
世の中いろんな方がいますね、ということでこのシリーズはとりあえず終わり。(完)・・・にしたい。