ついに今年も12月に入りました。
去年は引き渡しに向けた最後の追い込みに入っている時期でした。もう一年近く前なんて、ちょっと信じられません。
さて、わがやの設計を担った設計事務所では、引き渡しから1年後に点検をするというのがサービスとしてメニューにあります。で、今度の土曜日、厳密にはまだ1年経っていませんが、その点検を行うことになりました。これまでもちょこちょこと不具合等あれば対応してもらっていましたが、一応1年という区切りのイベントということで、しっかり見てもらいたいと思います。
でも、現場監督は年内いっぱい今抱えている現場が忙しくて立ち会えないっていうし、ボスもどうしても予定があって来れないそうで、担当スタッフだけで対応なんだそうです。
うむむ、ちょっとばかり不満。。ボスには来てもらいたいよな〜。
まあ、でもしょうがないですね。スタッフの彼女には、きっちりと見ていってもらいましょう。
ところで、この際もうひとつのイベントが同時進行します。
それは、某誌の取材が入るのです。
その雑誌は、建築家との家作りを志すとか関心を持つような人なら、たいてい一度は手にするものだと思います。かくいう自分もわがやの設計事務所の過去の掲載誌をひたすら図書館で借りまくって見まくったので、大変お世話になりました。
その雑誌の編集者の方は定期的に事務所をおとずれているそうで、常に竣工した作品の写真とかを見せているそうです。で、こういう企画には、あの家を取材したとなると、事務所に声をかけてお願いする、という感じなのだそうです。
それで、今回の企画のテーマが「二世帯住宅」ということで、以前に事務所で目にしたわがやを取材させてほしい、ということになったそうです。
正直な話、乗り気ではないんですよね。
プライバシーをさらけだすようなところもあるし。
それなら既にブログでいっぱい出している、という話もあります。確かに。
でも、ブログは自分の責任においてやっています。自分の意思でハンドリングすることができます。でも、雑誌とかであればこちらでなるべくこうして欲しい、という要望はいえたとしても、すべてをコントロールすることはできません。条件面とかもでたりしますしね。
なにより、人の姿形をさらすことになるのが。。。今までブログに写真は載せても、人はだしませんでした。でも、この雑誌ではそうはいかないので、それがちょっと鬱。
あとは、いまだに段ボールがあふれていたり(引っ越しからどれだけ経つっちゅうねん)、とにかく家の中が恥ずかしい状況なので、それが。。
もっとも、そのあたりはうま〜く処理しちゃうんでしょうけれども。
だから、家族で結構議論しました。
結果的に取材を受けることにしたのは、ひとつにはお世話になった設計事務所へのある意味での恩返し(または顔を立てる)というところはあります。営業スタッフがいるわけではない設計事務所にとっては、雑誌などに掲載されるというのは、大いなる営業チャネルということにもなるでしょう。そういう面でも少しでも協力できれば、それはそれで。
また、わがやの設計事務所の場合、ボスの建築家だけでなく、担当スタッフの名前も必ずクレジットされるので、彼女の立場になったときにきっと自分の手がけた作品が、自分の名前とともにでてくるというのは、絶対嬉しいだろうな、という風にも考えたということもあります。なにしろ彼女は本当に一生懸命やってくれましたから。
それから、ボスの建築家が、わがやはぜひプロのカメラマンの手で記録を残しもらいたいんだ、ということを話していたということもありました。
実際、そういう意味では、へっぽこのデジカメなんちゃって画像とは大違いなはずなので、それはそれで興味はあります。
とまあ、つらつらと記してますが、とにかく土曜日、(取材のついでに1年点検なの〜?というのはおいておいて)どうなることやらですが、粛々とお迎えしようと思います。